生産者できたての農産物を入手できる「食の駅」

2021.05.20

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「農産物直売所」をご存じでしょうか? 全国各地のJA(農協)が運営する直売所のほか、道の駅で定期的に販売される直売所、企業が運営する直売所、個人農家が庭先で提供する直売所などさまざまです。

 

今回は群馬県前橋市に本拠を構えるFarmdo(ファームドゥ)が運営する「食の駅」を訪れてみました。

 


今回は「食の駅 所沢店」を訪れました

 


食の駅 所沢店の店内

 

その魅力の一つは「地産地消」です。地場で取れた農産物が手に入るので、遠く離れた地域の農産物よりも新鮮ですし、輸送コストもかかりません。地域密着や地域内の物質循環、居住地域に対する愛着がわくといった観点から見ても、魅力は大きいのではないでしょうか。

 

春だと新ジャガイモ、新玉ねぎのほか、芽キャベツなどが並びます。食の駅 所沢店 次長の根岸光太朗氏は「3月下旬から4月にかけて、地元の方が朝に取ったタケノコがその日の朝に並ぶので、それを買いに来られる方が多いですね」と語ります。

 


芽キャベツや新玉ねぎなどが並んでいました

 

「【地産地消】という意識を持った方も多いと思いますが、季節を感じられること、そんな季節ものが一般的な流通経路ではなくて農家直送で来ていることに魅力を感じられる方は多いみたいです」(根岸次長)

 

二つ目の魅力が「品ぞろえ」です。キャベツやレタス、トマト、きゅうりといった野菜はどのスーパーマーケットでも見られますが、白菜の菜の花、わさび菜、からし菜、サラダほうれん草など、よほど品ぞろえのいいスーパーか高級スーパーなどにしか見られないような野菜が数多く販売されていました。

 


白菜の菜の花やわさび菜、からし菜などは、

なかなか一般的なスーパーマーケットでは見ない食材です

 

「赤玉ねぎや赤キャベツなどは一般的ですが、それ以外のいわゆる「機能性野菜」は作っている農家も少ないため、結構早い時間帯になくなることが多いですね。あまりほかのお店には並ばない食材が並んでいるのも、強みといえばそうなのかもしれないです」(根岸次長)

 

三つ目の魅力が「安さ」です。食の駅 所沢店に限らず、農産物直売所には、こう言っては何ですが形の悪い野菜が数多く販売されています。形はスーパーマーケットに並んでいるものに比べて悪いものの、価格は安いのです。

 

「一般流通でははじかれてしまい、買い取ってくれないような野菜でも、私どもは喜んで受け入れています。お客様は多少形が悪かろうが味はいいというのをご存じなので、そういうのを目当てに買いに来られる方もいらっしゃいますね」(根岸次長)

 

食の駅 所沢店では、野菜のほかに精肉や卵、パン、惣菜、お米、お酒を含む飲料など、さまざまな食品を扱っていました。どれもが地産地消というわけではありませんが、地場の農産物を中心にさまざまな食品を購入できるので、いつも多くのお客さんで賑わっているようです。

 


地元産のイチゴ

 


地元産の卵

 


地元埼玉産の地ビール

 

農産物直売所といってもこのように企業が運営するもの、JAが運営するもの、個人運営などさまざまです。しかし東京23区にもあるので、ほぼ全国津々浦々にあることでしょう。珍しい食材や、地場の食材を入手したいという人は、一度近くの農産物直売所を探してみてはいかがでしょうか。

この記事の著者のプロフィール

安蔵靖志

Techジャーナリスト

一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。

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