スマホアプリ「TABETE」で“フードレスキュー”を体験!

2021.01.30

「フードレスキュー」という言葉をご存じでしょうか? 最近問題になっている「フードロス」、つまり食品を腐らせたり無駄にしたりして廃棄することを防ぐための取り組みです。

株式会社コークッキングが提供するフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」もその一つで、全国に100店舗を展開するニラックス株式会社のブッフェ業態の一部店舗や、
株式会社フレッシュネスが展開するフレッシュネスバーガーの一部店舗などにも導入されています。2020年9月から10月にかけて環境省との共同プロジェクトとして「令和2年度 環境省&TABETE『“No-Foodloss!” Youth Action Project』」を開催したり、同年11月には渋谷区と「食品ロス削減に向けた連携協定」を締結するなど、今後さらに広がりを見せることが期待されています。


株式会社コークッキングが提供するフードシェアリングサービス

「TABETE(タベテ)」(Android/iOS対応)のWebサイト

 

レスキューの仕方はとてもシンプルです。スマホアプリを開き、「現在地」や「都道府県」、「駅名」、「ジャンル」からお店を検索します。筆者が試した時点では登録店舗数は1500店舗弱で、首都圏(特に東京)に多いこともあるので、まずは現在地から見てみるのがいいかもしれません。

 


TABETEアプリを起動したところ

検索するとお店の名前とレスキューできる食品のジャンル、残り数、レスキュー(引き取り)できる時間帯などが表示されます。気になるものを選ぶと具体的な食品名やレスキュー価格が表示されるので、気に入ったら引き取り予定時刻と個数を指定し、お会計を済ませます。あとは引き取り場所のお店に引き取り予定時刻までに到着し、品物を受け取ればレスキュー完了です。

 


お店をタップして開いたところ。レスキュー対象商品が表示されます

今回は東京・半蔵門にある「半蔵門ビストロ ブレインストーミング」が提供する「鳥取和牛の焼き肉丼(中毒性ある甘辛だれ)」をレスキューしました。通常1500円のところを600円で購入。お店の方にお話を伺ったところ、「フードロスをなくす取り組みをしているということで興味を持っており、スタート前から契約していました」と話していました。

 


お弁当を2個レスキューしてみました。クレジットカードで事前に支払うスタイルです。

同店では1食1800円や2100円といった高級なお弁当を出しているのですが、スライス肉を作るのに端の肉が余ってしまいます。通常のメニューで出す場所ではないものの、味はいいということで、こうしたお弁当で出しているとのことでした。

 


レスキューした「鳥取和牛の焼き肉丼(中毒性ある甘辛だれ)」。甘辛だれがほどよくからんでいて、とてもおいしくいただきました!

参加するお店にとっては、お店で提供するお弁当やパンなどをより多く用意しても、余ったものをこうしたサービスを利用して販売することができます。これによって売り切れによる機会損失を減らしつつ、フードロスを防ぐことができます。我々消費者にとっては、よりよい商品をより安く入手できるだけでなく、フードロスという社会課題の解決に寄与することができます。まだまだ参加店舗は決して多くはありませんが、こうした取り組みが進んでいくと、よりよい世の中になりそうですね。

この記事の著者のプロフィール

安蔵靖志

Techジャーナリスト

一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。

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