冬のいちご狩り

2021.01.20

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こんにちは千葉県房州地区の食べる担当「おかじ」です。
千葉県の房総半島(館山市)に移住して、地域の食についてレポートしています。
今回はまさに今が旬!館山の温暖な気候で冬に栽培している「いちご」を紹介します。

 

 

館山では冬から春にかけていちご狩りが楽しめます。
いちご栽培が行われるようになったのは今から約50年前。都心に近い立地を活かして東京の市場に出荷されるようになり、市場でも新鮮な「館山のいちご」として注目を集めるようになりました。その後1981年に「資源活用を」と観光いちご狩りが始まり、現在では館山市の最も重要な春の観光資源となっています。電車で行ける駅近や、しゃがまずに摘める高設栽培、ベビーカーで入れるハウスなど、園ごとの特徴もさまざま。多品種を栽培するいちご園で、食べ比べもおすすめ。甘酸っぱさが絶妙な「とちおとめ」、香り高い「さがほのか」、甘みが強い「章姫」などから、自分の好みを見つけてみては。

繊細なために店頭には並ばない品種に出合えることも。見た目も愛らしいいちごは、目でも楽しめます。大きくて丸々とした「あまおう」、真っ赤な色をした「おいCベリー」、果肉まで鮮やかな「紅ほっぺ」、めずらしい白いいちご「淡雪」まであります。摘みたてならではの完熟のいちごを味わいに是非足を運んでみてください。

シーズン20万人以上訪れる館山のいちご狩り


「館山のいちご狩り」を訪れる観光客は、1シーズンに20万人以上。その光景はある種の風物詩ともなっています。早春の話題としてTVのニュースでも必ず取り上げられ、毎年おいしそうにいちごをほおばる人々の姿が撮られます。

首都圏でありながら黒潮の恵みで温暖な館山では、冬期の天候がよく、いちご栽培に重要な日照時間が十分に得られることから、大変上質ないちごが採れるといわれています。毎年1月には、最高のいちごを選りすぐり皇室に献上する「献上いちご」の行事が行われ、いちご栽培の始まった50年前から切磋琢磨し、上質ないちご作りに励んでいます。

暖かくなってからより、寒いときに採れるいちごの方が「断然味がいい」とのこと。寒い中で育ったいちごは、ゆっくりと栄養を蓄えながら成長し、実も味も詰まったとってもおいしいいちごになるのだそう。
そしてまたいちごは、ビタミンCの宝庫で、その含有量はレモンを遙かに上回り、そのほか整腸効果のあるペクチン、デトックス(排毒)効果のあるカリウム、虫歯を防ぐキシリトール、体全体の調子を整えるミネラル分など、それぞれ多量に含まれている優秀な果物です。ですから、風邪をひくなど体調を崩しやすい冬の季節を健康に過ごすには非常に強い味方となってくれます。

いちごの品種


房総のいちご狩り施設で栽培されている主な品種を紹介します。

■章姫(あきひめ)

「久能早生」☓「女峰」を交配して静岡県で誕生しました。南房総のほとんどのいちご狩り施設で栽培されている人気のいちごです。果肉が柔らかくて酸味は弱い。甘くジューシーないちごです。

■さちのか

「とよのか」☓「アイベリー」の交配種です。
果肉がしっかりしていて甘味と酸味のバランスが良いいちごです。

■紅ほっぺ(べにほっぺ)

「章姫(あきひめ)」☓「さちのか」の交配種です。
果実が大きくて甘味と酸味が強く、味の濃いいちごです。

■弥生姫(やよいひめ)

「とねほっぺ」に「とちおとめ」を交配し、さらに「とねほっぺ」を交配した品種です。
果肉は大きく固くしっかりとしています。甘味があり酸味は強くありません。

■ももこ

とみうら枇杷倶楽部だけのオリジナル品種です。
果肉がやわらかく桃に似た香りと食感です。

狩りたての新鮮ないちごジュースは地元の特権ですね!

この記事の著者のプロフィール

おかじ

鹿児島で営業職を10年ほど勤務の後、デザイナーを目指して2006年に上京。 広告デザインや宣伝広報の企画・制作・ブランディングに従事。 中でも映像制作ディレクターとして活動するうちに映像の面白さに惹かれ、2012年に映像制作会社に転職。 そこで新しく社内でデジタルサイネージのインタラクティブ部門を立ち上げ3年間かけて多くのコンテンツを開発し、世に送り出しました。 2018年3月、房総半島を起点に映像制作を中心としたフリーランスとして独立。 「映像をもっと気軽に。」をコンセプトに、映像制作やグラフィックの制作活動はもちろんのこと、自ら運営管理する地域密着のローカル動画共有サイト『房TUBE』を運営しながら、館山市の食の魅力を伝える地域おこし協力隊として活躍中。

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