今よりきっと食事が好きになる!?筆者的フード映画ベスト5

2020.12.05

何気なく映画を観ていると必ずと言っても良いほど出てくるシーンの一つに”食事”のシーンがありますよね。一説によると、食事シーンや何かを食べているシーンを描くことで、劇中の役柄の生活レベルを表現したり、裕福さやを表現したりという効果もあるのだとか。そんな、些細なシーンとも思える食事シーンを観ていると、観ているこちら側の食欲が掻き立てられる・・・なんて経験はありませんか?

 

昨今では、食にまつわる映画が多数リリースされており、NetflixやHuluといった映画配信サービスなどでお家時間を利用して観たという方も多いのではないでしょうか。食育に関するタイトルや、食を絡めたヒューマンストーリー、食に関するドラマやサスペンスなどなど・・・

今回は筆者的フード映画(食に関する映画)ベスト5をご紹介したいと思います。

 

 

『フード・インク』

アメリカフードビジネスのリアルを描いたドキュメンタリー映画の「フード・インク」は、アメリカの食糧生産に関する事実を追いかけた作品です。

世界一の食糧大国であるアメリカでは、農業や畜産業の”工業化”が進んでいる現状があり、広大な土地で最大効率を求められる中で農業と畜産業が行われております。また、世界最大のフードカンパニーであり、ファーストフードの代名詞であるマクドナルドの出現と事業拡大によって、アメリカの元来行ってきた産業に大きな変化が生まれた事実などが描かれています。マクドナルドが世界の肉製品の一番の消費者であるという事実は、あらためて聞くと納得です。

また国や政府が取り組む補助金制度などの歪みにより、本来あるべき姿の牛や豚、鶏といった食肉の危険性などにも迫っています。

 

決して、スッキリとした気分や、感動するストーリーではありませんが、現代が直面する食にまつわる問題が身近にあることを知らされるでしょう。

 

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

誰もが知っているファーストフードチェーン「マクドナルド」がどのようにして世界No.1にまで上り詰めたのかを描いた映画です。

1954年、主人公であるレイ・クロックはミルクシェイクを同時にいくつもつくれるミキサーを売る会社を経営していました。しかし、業績は芳しくなく、主な納入先であるドライブイン・レストランでは商品が出てくるのが遅かったり、間違った商品が出されたりと踏んだり蹴ったり。たまたま、公衆電話から秘書に電話をすると、カルフォルニアで人気を博しているというマクドナルド兄弟が経営するハンバーガーショップから6台ものミキサーの注文があったというのを聞いたことから、マクドナルドが世界一のファーストフード店にのし上がるストーリーが始まるのです。

 

シェイクのミキサーの営業マンだったレイが、マクドナルド兄弟にハンバーガーショップのフランチャイズ化を持ちかけ、アメリカ全土に「マクドナルド」をフランチャイズによって店舗出店を拡大させたのだ。マクドナルド兄弟の持つブランドを利用し、フードビジネスを展開したサクセスストーリーは食の新たな一面を垣間見ることができるのではないでしょうか。

 

『スーパーサイズミー』

前述でファーストフードに関する内容を描いた一方で・・・ファーストフードの健康被害について主人公自身が実験対象となり、その変化について追いかけたリアルドキュメンタリー作品です。

 

なんとなく、体に悪いのでは?と思っていても食べてしまうファストフード。「マクドナルドを30日間食べ続けたら一体どうなるのか?」をテーマに実際に監督自身が実験体となり、細かなルールを設定し、テーマの通り30日間マクドナルドを食べ続けます。1日3食マクドナルドを食べることで摂取するカロリーはなんと、1日あたり5000kcalというのも衝撃です。実験中には様々な身体の変化と不調が現れるものの、なんとか30日間の実験を終えます。

実験終了時の結果として、体重が11kg増加したり、体脂肪率が7%上昇したり、健康被害のリスクの増加や肝機能の低下。精神的不安定を抱えるなどの結果には観ている私たちが不安になる要素ばかり。改めてファーストフードとの向き合い方や、食事の重要性を知らしめられました。

 

『南極料理人』

ペンギンもアザラシもいない、一年中氷に覆われている、寒すぎてウィルスすら存在しない・・・南極にあるドームふじ基地。そんな南極基地の調理係として任命された主人公の西村と基地での1年間のストーリーを描いた作品。

 

今の日本の生活環境とはまるで違う環境の中で、仲間として過ごす基地のメンバーが様々な問題やトラブルを起こす一方、寡黙に調理場で調理をする主人公の西村。南極では食料と呼べるものは無く、備蓄した食料と水に頼って過ごさなくてはいけなく、その環境下で創意工夫して繰り出される料理の数々にはほっこりとした気持ちにならざるを得ません。

 

日頃、経済大国とも言える日本において、多くの人が食事を楽しんでいると思います。そんな食事のありがたさと、人間の創造性と生きる逞しさを感じることのできる映画となっています。

 

『深夜食堂』

マンガが原作となり、映画化とドラマ化された、食を通じて様々な人間模様が描かれたヒューマンストリー作品です。

とある繁華街の路地裏にある小さな食堂、そして、それを営むマスターと、彼が作る懐かしい味を求めて集う客たち。それぞれと人生が食を通じてクロスオーバーしていきます。自身の経験とどこか重なるような部分があったり、食堂で繰り広げられる人間模様に心躍ったりする映画となっています。

3部構成となっている映画版を、ぜひ皆さんもご覧になってみてください。

 

 

『食』をメインテーマにしながらも、様々な角度で「食」を楽しむことのできる映画達。

観ることで、自身の”食経験”の一つになってくれるかもしれません。筆者的ベスト5を参考に、今回紹介した映画を観てみてはいかがでしょうか。

 

サムネイル画像 / (c) Participant Media

この記事の著者のプロフィール

杉浦 雄貴

株式会社バンドオブブラザーズ 代表取締役

クリエイティブカンパニー株式会社バンドオブブラザーズを2017年に設立。ファッション好き・音楽好きというのを背景に、"食"にまつわる様々なカルチャーについての記事をお届けします。

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